戦いを展望して -トロピカル通信No.17誌面ジャック号

Lelolai誌面ジャック号1 トロピカル通信No.17

突然、突然のおじゃま虫(無視)
「戦いを展望して』
by ニシワキ”カミカワ・イノチ”ヒロシ 1984.7.15

遠い遠い地球という星の日本という島には5つの国があります。本当は6つあるのですが、あまりにも弱い国ですから、戦いに加わることができないため、ほとんどの人が5つの国のどこかが、この戦いに勝つと思っているようです。 一番大きい国が大男の国です。国民の数も多いのですがほとんどの人が、戦い方もしらず、力もない戦士の顔にだけあこがれているのです。この大男の国は強い強いと錯覚し評論家をたくさんかかえていますので、戦いの前に、もう勝ったつもりでいました。
ほとんど力のない国は乳酸菌飲料の国です。 大男の国は、この乳酸菌飲料の国には強く、こことの戦いに勝って、勢いをつけて竜の国に戦いをいどむのですが、いつも竜の国にはまけてしまいます。
何回戦っても竜の国にまけてしまう大男の国の王様は、だんだか疲れてきているようです。大きな目と目の間のシワも一段と深くなってきました。

そのほかに、鯉の国、くじらの国、猫の国とがあって、お互いに戦いあっています。

猫の国は昔はたいそう強い国でしたので、一部の人は虎の国といっていたそうです。このトラの国には王様が次から次へと変わったり、ある戦士を他の国にお金と交換であげてしまったり、ゴタゴタが絶えません。そんなわけで今では猫の国といわれるほど弱くなってます。
つい最近も(6月14日) 猫の国は3日間にわたって、竜の国と戦ったのですが2つもまけてしまいました。おかけで、今までの戦いをあわせると半分以上まけたことになってしまいました。

鯉の国は今は一番勝っています。 どちらかといえばいなかの国である鯉の国の戦士達は、都会の国にまけないようにと、ハデな戦闘服をきていますが似あっていません。

くじらの国も変な国です。いつもニコニコと笑っているような顔をした王様が治めている国なのですが、大男の国の昔の王様に王様のイスをゆずろうと3年間も待ち続けたのです。

さて、これらの国の戦いの結果は秋にわかるのですが、予想してみましょうか。

乳酸菌飲料の国は問題になりません。この国にまけるような国はあるはずがないでしょう。
くじらの国は今年はよくがんばっています。もともと強くはないのですが、いつもの年のように大男の国にまけてばかりいないので、少しは強くなったのでしょうか。
大男の国は今年で建国60年になるのだそうです。去年勝ったので今年も勝つと思い込んでいる不幸な国民のいる国です。戦士は皆コマーシャルボケという病気にかかっているので半分も勝てないでしょう。
猫の国は戦いが始まってしばらくは強かったですから、トラの国とみていた人もいました。でもやはり、ここのところの戦いをみていると初の国の
ようです。おまけに王様が病気で今は代理の王様が指揮しているといった具合ですから、勝てるわけありません。
鯉の国の一番強い戦士と二番目に強い戦士はとても年をとっているので夏の暑い日には、満足に戦えません。今は一番たくさん勝っているのですが夏になるとまけがふえるはずです。
残ったこの国ですが、今年から王様が新しくなり、戦士たちも皆強くなっており、国民もたいそう応援しています。
いろいろ考えてみても、結局強い鯉の国と竜の国との争いとなるでしょう。夏の終るころには、この2国の戦いにも粘着がついて、鯉は戦いからサルサ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました